床は何色にする?インテリアとの相性の考え方
家を建てるとき、どんなインテリアにしたいかイメージはできていますか?「北欧風にしたいな」「ホテルのようなモダンなインテリアが憧れ」などさまざまな希望があることと思います。
理想のインテリアを叶えるために大切なことの一つが、床の色。今お住まいの家で「なんだかイメージどおりの部屋にならないな」と思っている方は、もしかすると床の色が合っていないのかもしれません。
では、理想のインテリアスタイルを叶えるためには、どのような床色をチョイスすれば良いのでしょうか?今回は、床の色をホワイト・ライトブラウン・ミディアムブラウン・ダークブラウンと大きく4つに分けて、それぞれに合うインテリアテイストを考えてみましょう。
ホワイトの床と相性が良いインテリア
白い床は、シンプルなインテリアとの相性が良いです。光もしっかり反射するので、日当たりが悪くても、明るいお部屋になります。
シンプルモダン
建築事例/モノトーンの家
シンプルなモノトーンインテリアがお好きな方には、真っ白な床がおすすめ。家具などのアイテムも「白・黒・グレー」の無彩色を中心としたシックな色でまとめて。スチールやガラスといった無機質な素材をプラスすると、さらにスタイリッシュでモダンな印象になります。
ライトブラウンの床と相性が良いインテリア
明るいブラウンの床は主張が少なく、シンプルからヴィンテージまで、どんなアイテムでも合わせやすい色。床が主役になりにくいので、家具などが部屋のイメージを左右します。
ナチュラルインテリア
ライトブラウンの床は、ナチュラルなイメージ。同じ明るい色でも、ホワイトにするとすっきりとモダンな印象が強くなります。ライトブラウンの床に、木のぬくもりや白い小物、リネンやコットンなどの素材を合わせると、穏やかなナチュラルスタイルの部屋に仕上がるでしょう。
北欧風インテリア
北欧風インテリアをめざす方にも、明るめの床がおすすめです。お部屋全体を「白・ベージュ・ライトブラウン・ライトグレー」などの明るめの色で統一するところまではナチュラルインテリアとも似ていますね。そこからグリーンやイエロー、ブルーなどのアクセントカラーをプラスしたり、北欧家具や幾何学模様などを取り入れたりすると、北欧の雰囲気に近づきます。
スタイリッシュモダン
建築事例/スタイリッシュな家
クセのない明るめのブラウンの床は、意外に都会的なスタイルとの相性も良いです。ナチュラル系や北欧系とは一転して、「黒・ダークブラウン・グレー」など少し暗めのカラーをプラスすると、高級ホテルのように落ち着いた印象になりますね。
ミディアムブラウンの床と相性が良いインテリア
こちらも、どんなインテリアにも合わせやすい中間色の床。ライトブラウンに比べると濃い目な分、床の主張は少し強くなります。
インダストリアルインテリア
建築事例/ガレージのある家D
「インダストリアル」とは、「工業的な」という意味。スチールやアイアン、レザー、ヴィンテージ感のある木材など、男前・無骨といった印象の素材を取り入れます。脚がアイアンの椅子やテーブル、レザーのソファ、レンガの壁などもおすすめです。
リゾート系インテリア
建築事例/リゾートライフの家
ミディアムブラウンの床は、アジアン系や南国リゾート系のインテリアとも好相性。やや暗め色の床に、ぱっと明るい白い壁、アクセントカラーとしてオレンジなどの暖色を取り入れると、高級リゾートホテルのようなお部屋になります。シンプルなホテルライクのデザインを基本にしながら、エスニックなカゴやファブリック、観葉植物などをプラスすると、リゾート感がでますよ。
ダークブラウンの床と相性が良いインテリア
濃いブラウンの床は、落ち着いた雰囲気をつくるのに最適。高級感のあるお部屋、ゆったりとくつろげる大人のお部屋にしたい方におすすめです。
ナチュラルモダン
建築事例/ナチュラルモダンの家B
木のぬくもり感を大切にするナチュラルスタイル。明るい床やダークブラウンの床なら落ち着いた雰囲気がでます。また直線的な家具を置くことでシックでモダンな雰囲気になります。
まとめ
床はお部屋のなかでもかなりの面積を占める部分。どんな床色を選ぶかで、お部屋の雰囲気ががらっと変わりますよ。注文住宅を建てられる際には、お好きなインテリアにしたいか具体的にイメージして、慎重に色を決めていきましょう。