住まいのコラム

賃貸マンションや建売住宅の天井は、白くて平らなのが主流です。注文住宅を建てるなら、平らな天井ではなく、おしゃれな天井にしてみませんか。壁や床のデザインを気にする方が大半ですが、それに加えて天井まで一工夫すれば、ぐんとおしゃれに見えるはず。天井がおしゃれになる演出方法を把握して、こだわりのある空間づくりをしましょう。

天井の形状は、空間の広さや空気の流れ、またどのような空間にしたいかを考えて計画します。個性的でありながらメリハリのある形状にして、視覚的にも楽しみましょう。

普通は天井の裏に隠れている梁を見せると、お部屋のデザインのアクセントに。梁の分だけ天井を高くできるので、開放感も生まれます。また構造体の梁を見せる方法以外に、飾り用の化粧梁を天井に取り付ける方法も。自分の好きな場所に設置でき、おしゃれに演出できます。

平らな天井ではなく、屋根の形を活かして傾斜をつけたのが勾配天井です。上に2階部分のない、吹き抜け部分や平屋、2階リビングなどによくつくられます。

平らに天井を張るのに比べて、高さがでて開放感のある空間に。斜めのラインが、お部屋のデザインのポイントにもなります。

キッチンやリビングなどによく見られる下がり天井。天井が高いと開放感のある空間になりますが、反対にあえて天井を低くすることで落ち着いた雰囲気になります。

リビングは高い天井に、キッチンは低い天井に…とあえて高低差をつけるとメリハリのある空間に。もうひと工夫加えて、通常の天井と下がり天井で素材を変えると、よりおしゃれな見た目になりますよ。

壁と天井を白色系で統一されている空間をよく見ますよね。白色系の空間は開放感をもたらしますが、落ち着きづらい印象も生み出してしまうこともあります。天井の素材にこだわって空間を引き締めてみませんか。

自然素材である木材を天井に板張りして、木のぬくもりを感じる空間にしてみるのはどうでしょう。リビングやダイニング、寝室、和室の天井に用いればリラックスモードに切り替わりやすいのがメリット。無垢材を取り入れれば、経年変化でアンティークのような味わいがでますよ。

手軽にお部屋のポイントをつくれるアクセントクロス。壁一面の色や柄を変えるケースはよく見ますが、天井に取り入れるのもおすすめです。柄クロスを選びたい場合は、柄の大きさや配色数、トーンを考慮すれば悪目立ちしません。家具や建具ともトーンを合わせると、空間に統一感がでますよ。

空間演出には欠かせない照明。照明の角度や色調、照らす範囲で空間の印象を大きく左右します。お部屋の模様替え時にも役に立ちます。飽きが来ない空間作りをするなら、照明にもこだわりましょう。

コーブ照明とは、折り上げ天井の中に照明を仕込み、天井に反射した光で照らす手法です。ホテルなどでもよく使われており、高級感のある空間を演出できます。書斎や寝室、リビングとの相性も抜群。光源が直接視界に入りにくいので、眩しすぎずリラックスしてすごせます。

ダクトレールとは、電気が流れているレールを天井に取り付け、好きな位置に照明器具を取り付けられるパーツです。新築時なら簡易的なダクトレールではなく、天井の好きな位置に配置したり埋め込んだりできます。

手元の作業がしたいときは数を多く、リラックスしたいときは数を減らすなどして明るさにメリハリをつけられます。スタイリッシュな見た目なので、おしゃれなインテリアとしても活用できますよ。

天井をおしゃれに演出するためには、形状や素材、照明にこだわるのがおすすめ。開放感のある空間も魅力的ですが、メリハリをつければ、より居心地がよくなります。注文住宅だからこそできる天井にして、快適に過ごしましょう。

ジェイホームでは、こだわりのある空間づくりをしています。高品質な天井演出に興味を持った方は、ぜひお気軽にご相談ください。