壁1面でセンスアップ!アクセントクロス活用術
オシャレな家にするには間取りを考えることも大切ですが、実はちょっとした工夫でもセンスある空間に仕上がります。その工夫の一つが、アクセントクロス。白一色よりも、アクセントクロスを取り入れることでメリハリのある空間になるのです。
今回は失敗しないための選び方や、実例をもとにした選び方のヒントをお伝えします。
アクセントクロスとは
アクセントクロスとはその名の通り、部屋のアクセントとなるような壁紙のこと。一般的には壁の一面だけを、ほかのクロスと違う色や模様にします。
メリット
全てが同じ壁紙の部屋よりも、アクセントクロスを用いたほうが空間にメリハリがつき、オシャレさを演出できるのです。「色味が合わず、失敗したらどうしよう…」と思うかもしれませんが、壁紙は意外と気軽に張り替えられます。ホームセンターやインターネット通販でも手に入れられるので、DIYも可能です。また、アクセントクロスは白い壁紙とあまり価格に差がないので、費用面が気になる場合でも安心できます。
注意点
アクセントクロスは、思い切った色の方が映えます。ほかの壁とあまり変わらない色味を選んでしまうと、逆にぼやけた印象になることも。
失敗しないアクセントクロスの選び方
張り替えられるとはいえ、アクセントクロス選びを失敗したくないですよね。そこで選ぶ際のポイントをお伝えします。
1.壁量の20~30%が目安!
部屋の壁全体に色柄もののクロスを貼ってしまうと、くどい印象になることも。アクセントクロスは、部屋の壁の20~30%程度にとどめておくとバランスよく見えます。分かりやすく言えば、壁一面が目安です。
2.イメージより少し暗め・渋めの色を選ぶ
カタログの小さなサンプルを見て、クロスを選びますよね。実は、ここに落とし穴があるので注意しましょう。
小さなサンプルを見た場合と、実際貼って見た場合では色の見え方が違います。同じ色でも大きくすると、明るく淡く見えるので「こんな色を選んだつもりはないのに…」となるパターンも。イメージする色よりも少し暗めまたは渋めの色を選ぶと失敗が少なくなります。
3.色柄は大きめのサンプルで確認
色がイメージ通りのものかどうか確認するために、大きめのサンプルを用意してもらいましょう。A4以上がベターです。それを実際の壁面に貼り付けてみて、部屋の雰囲気とマッチしているか、イメージ通りかなどを確認してみてください。
柄ものも同様で、小さなサンプルと実物では見え方が異なります。特に柄が大きくなるとイメージとずれる場合があるので、大きなサンプルを取り寄せてみましょう。
どの色柄を選ぶ?アクセントクロス実例
実例をもとに、アクセントクロスの選び方をチェックしてみましょう。
グレー系
落ち着いた雰囲気のグレーは、無彩色なのでどんなインテリアともマッチします。万能カラーなので、失敗したくない人にもおすすめ。明るめのグレーにすれば柔らかい雰囲気に、暗めのグレーにすればシックでカッコイイ雰囲気に。
ブラウン系
ブラウンは落ち着いた温かみのある空間を演出。インテリアの邪魔になりません。空間に溶け込むので、飽きがこないのもメリット。
赤系
個性的な赤を選ぶ場合は、少しくすんだ色にすると派手過ぎず、上手く空間にマッチします。また、インテリアを無彩色系にすると馴染みやすくなりますよ。
ブルー系
爽やかな印象を与えるブルー。子ども部屋や西海岸風インテリアとよくマッチします。明るいブルーは爽やかな印象、くすんだブルーは落ち着いた印象に。明るさによってかなり印象が変わるので、イメージするテイストに合わせて選びましょう。
パープル
上品で高貴なイメージのパープル。一見難しそうな色に思えますが、深みのある色なら落ち着いた印象で寝室にもぴったりです。ウォークインクローゼットのクロスの色を変えるのも、良いアクセントになります。
グリーン
リラックス感を演出できるグリーン。くすんだグリーンを選ぶと部屋にすんなり溶け込みます。子ども部屋にもおすすめのカラーです。
ライトグリーン
ポップな印象のライトグリーン。広い壁面に使うとくどく感じることもあるので、造作カウンターの上やトイレなど、狭い空間に使うとオシャレに見えます。
ポップな柄
子ども部屋にもよく使われるポップな柄。収納スペースの扉に使うなど、ごく一部にまとめるとごちゃごちゃして見えません。
ボタニカル柄
大人っぽい雰囲気のボタニカル柄。柄物でも色を押さえれば落ち着いた印象になります。写真のような勾配天井など、形に特徴がある部分に使うのもおすすめ。
和風
和室にアクセントクロスを取り入れるのも◎。写真のように建具にアクセントクロスを持ってくると、さりげなく空間にメリハリがつけられます。
レンガ
アクセントのとりかたとして、クロスだけでなく本物のタイルやレンガを張る選択もあります。上からの間接照明で陰影ができ、上品で雰囲気のある空間に。
まとめ
壁の一面を変えるだけで、グッとオシャレな空間に仕上げることができるアクセントクロス。費用面でも壁面全部を白にするのと大差がないので、取り入れない手はありません。間取りにこだわるように、壁にもこだわってみましょう。
家づくりは、インターネットや雑誌などで色んなお部屋の写真を見て、自分の好みのテイストを知ることからはじめるのがおすすめ!Jhomeでも内装やインテリアにこだわった実際のお家の写真をたくさんご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。