どちらが正解?新築住宅と中古住宅の特徴を比較
新築住宅か中古住宅、結局どちらを選べばいいの?その違いや特徴を、費用、建物、エリアの視点から考えます。これから長く住むことになる大切な我が家。ぜひゆっくり考えてみてくださいね。
①費用から考える
住宅の費用を考えるときには、建物の価格だけでなく諸費用やランニングコストなど幅広い視野で比較することが大切です。
中古住宅の特徴
建物自体の価値は時間の経過とともにさがるため、中古住宅は新築住宅より割安になる傾向です。ただし設備機器の取り換え時期や外壁の補修などのメンテナンスはいつになりそうか、将来的なリフォームが必要かなど、長い目でランニングコストを考える必要もあります。仲介会社に支払う仲介手数料がかかるのも中古住宅の特徴です。
新築の特徴
新築住宅は費用が高くなる傾向があります。しかし家を買うとかかる税金、たとえば固定資産税や登記手続きの際必要な登録免許税、不動産取得税、これらの税制上の優遇を受けるチャンスは新築住宅の方が多いです。
②建物から考える
真新しい新築住宅は気持ちいいし、リノベーションされた中古住宅ならおしゃれに住めそうですよね。どんな点に気をつけて建物を見ればいいのでしょうか。
中古の特徴
中古住宅を見に行くときは、建具の建てつけや外観、実際の日当たりやにおいを確認します。ホームインスペクション(住宅診断)で住戸の傷み具合をチェックしてもらうこともできます。中古住宅のメリットはこのように自分の目で建物の現物を確認しながら、購入を決められることです。
新築の特徴
逆に新築住宅は完成まで現物を見られません。そのためモデルハウスを見学したり、実物サンプルを見に行ったりという手間はあります。しかしキッチンや風呂など最新の設備が使える、自分の新しい家だという幸せが感じられるのは、新築ならではのメリットです。注文住宅なら自分の家をつくっている過程から見られるので、構造や気になる点を確認しながらすすめられます。
③エリアから考える
この街の雰囲気が好き!利便性がいい場所に住みたい!などいろいろ希望がありますよね。住みたいエリアが決まっているときは、新築住宅か中古住宅かどちらを選べばいいのでしょうか。
中古住宅の特徴
どこに住むか考えるとき、駅から何分以内、子どもの学区などいろいろな条件で絞っていくとそのエリアで新築住宅を建てられる土地がない場合も。そんなときにどうしてもエリアを変えられず、中古住宅を選ぶパターンもあります。昔ながらの住宅地だと、ご近所同士の関係も固定しているかもしれません。内覧時にご近所づきあいの雰囲気も確認するとよいでしょう。
新築住宅の特徴
新築住宅を建てられる土地がない場合に、もう一度希望エリアを見直すと新しい可能性が広がります。駅の近くで探していたけれど、よく考えたら車での移動がほとんどなので駅からはなれてもいいと条件を変えることもあります。新築住宅がこれからたくさん建っていくエリアは、若い人が増えコミュニティが育っていく可能性があります。たとえばお子さんがいる家族にとっては、近所に同じ年くらいのお子さんがいると心強いでしょう。
私にはどちらが向いている?
結局、どちらがいいのだろう?それぞれに向いている方の特徴をご紹介します。
中古住宅に向いている方
住みたいエリアが限定されている方は、中古住宅で探すのもよいでしょう。アメリカでは中古住宅の取り引きが多く、インテリアや家具で愛着のある家をつくりあげていく考えがあります。しかし注意するのは日本は地震大国であること。見えるところやデザインだけでなく、躯体の安全性や耐震性は必ずチェックしましょう。
新築住宅に向いている方
最新の耐震性能や断熱性で安心感や快適性を感じたい方は、新築住宅をおすすめします。なかでも、自分たちにあった間取りやデザインにこだわりたい方は、新築の注文住宅がよいでしょう。1からつくりあげたという達成感や、思い出を家族で共有しやすいのも新築住宅のメリットです。費用がオーバーしないよう、メリハリのきいたこだわりがポイントとなるでしょう。
まとめ
家選びのあらゆる視点をお伝えしました。新築住宅か中古住宅かには正解がありません。決定打はそれぞれの価値観によるものが大きいです。だからこそ、ご家族の大切にする価値観を話し合ってみてくださいね。ジェイホームではプロ目線でおうちのお話ができます。ぜひお気軽にご相談ください。