住まいのコラム

注文住宅を選ぶと、細かな要望が叶えやすくなります。洗面台のタイルを選べるのもそのひとつ。洗面台にタイルを使って、おしゃれで毎朝の身支度のモチベーションがあがるような空間にしませんか。タイルを使うメリットと選び方を、おしゃれな施工例をまじえてご紹介します。

洗面台にタイルを使うメリットを3つご紹介します。

ほかのおうちとはかぶらない、オリジナリティあふれる洗面台で、暮らしの満足度があがるでしょう。タイルには大きさ、色、形や質感などたくさんの種類があり、自分の好みのものを選べるので、お気に入りを選んだという実感があります。何十年も住む家なので、うれしいことですね。

タイルとはそもそも、粘土などの素材を高温でカチカチになるまで焼いた建築の材料のひとつで、耐久性があり汚れにも強いのが特徴です。日頃のお手入れは布でさっと拭き、目地が汚れたら歯ブラシに洗剤をつけて掃除をします。劣化しにくい素材は、長い目で見て維持費も抑えられるでしょう。

健康や環境問題が気になる今の時代に、自然素材で人にも環境にも有害な物質がでないタイルは注目の素材です。タイルがあると、暮らしの中に自然素材のやさしさや風合いを感じられます。日本の住宅に多く使われ、慣れ親しんだタイルはほっと安心できる空間をうみだすでしょう。

洗面台にタイルをつけたいけどたくさんの種類がありすぎて、どう選んだらいいのかな？という方に、タイルの選び方を大きさ、色、デザイン、イメージごとに紹介します。自分に合いそうなものをピックアップしてみてください。

タイルの大きさによって与える印象がかわります。

大きめのタイルはすっきりした印象。現代的なイメージになりやすいです。洗面所全体に高級感を出したい方も、大きめのタイルを選ぶとよいでしょう。

小さなタイルをモザイクタイルと呼びます。モザイクタイルを使うと、どこかなつかしい味わいがでます。かわいらしい印象が好きな方にもおすすめです。

思いきって、家族の好きな色で選ぶのもよいでしょう。

空のような水色がさわやかな洗面台です。水色はクールで冷静なイメージ。仕事や学校から帰ってきて、この洗面台で手を洗えば、一日疲れた頭をゆっくりクールダウンさせてくれそうです。

正面の思いきった赤色で、元気になれそうな洗面台です。右側には形のちがう白いタイルがあり遊びゴコロ満載ですね。家族の好きな色をいろいろ入れるのもたのしいかもしれません。まさに注文住宅の醍醐味です。

ブラウンのタイルは、どこかなつかしいような印象です。落ち着いた色は安心感のあるおうちをイメージさせます。あたたかみのある洗面台にしたい方におすすめです。

タイルは複雑に貼ったり、ニュアンスのある柄のタイルを選んだりして楽しめます。

大きさや色が微妙に異なるタイルが不規則に貼られています。不規則なのに目になじむまとまり感があって、スタイリッシュな洗面台です。

ひとつひとつが模様がちがっていて表情豊かなタイル。柄が入っていると汚れが目立ちにくいメリットもあります。

洗面台をこんなイメージにしたいという希望からタイルを選ぶと、より統一感がでます。

洗面台をスッキリさせたいという方は、シンプルなタイルはいかがでしょうか。薄いブルーグレー色のシンプルな形。控えめな存在感で、洗練された空気感をグッとひきたてています。

白で統一し、清潔感漂うかわいらしい洗面所。タイルが真っ白ではなく黄みがかっているのであたたかみもあります。叶えたいイメージがしっかりある方は、照明、鏡の色や形、タオル掛けのデザインなどとのトータルコーディネートがおすすめです。

タイルは建築の素材として優秀なだけでなく、毎日を過ごす空間をおしゃれに演出してくれる存在です。選び方でその印象が大きく変わるので、じっくり楽しみながら検討してください。まずは展示場で、実際にタイルのよさを味わってみてくださいね。