注文住宅で階段下をうまく活用するアイディア
デッドスペースになりがちな階段下の空間。注文住宅を建てるなら、こういったスペースもうまく活用したいですよね。天井が低かったり斜めになっていたりと制約はあるものの、アイディア次第で上手に使うことができます。今回は階段下の活用方法のアイディアをご紹介します。
収納スペースとして使う
階段下と聞いて多くの方がまず思い浮かべるのが、収納として活用する方法ではないでしょうか。デッドスペースを利用して廊下やリビングに大きな収納がつくれますが、何でもかんでも詰め込んでしまうと、使いにくい収納になってしまいます。空間の形や大きさを活かした収納方法を考えなければなりません。
まずよくある廊下の階段下収納ですが、この場合は扉付きの収納がおすすめ。掃除道具や季節モノなど、普段は見せたくないアイテムの収納場所にもってこいです。
リビング階段の下に収納をつくる場合、もちろん扉付きでも良いですが、オープンタイプで「見せる収納」にする方法も。お気に入りの本やおもちゃなど、おしゃれに飾れる空間になります。
玄関の土間収納にする
玄関横に階段をもってくれば、このような形で土間収納にすることもできます。靴や傘のほかにも、ベビーカーや外用のおもちゃ、アウトドアグッズなど、家の中に持ち込みたくないものをしまえて便利。段ボールやビン、缶など、ごみの収集日まで置いておく場所として使われる方も多いです。
土間収納は他人に見せるような場所ではないので、階段下の凸凹が見えても気になりません。収納する物はライフスタイルによって変わってくるので、高さを変えられる棚にしておくのがおすすめです。
また、あえて棚などはつくらず、このようにフリースペースとして空けておくのも意外と便利。そのまま空けておいても、ベビーカーや自転車などを置く場所として使っても良いですね。やはりスケルトン階段だと光も視界も抜けるので、玄関が開放的な空間になります。
学習&仕事用のワークスペースに
大人のリモートワークや、子どものリビング学習の場所として、リビングにワークスペースをつくる間取りも最近人気です。リビング階段の下は高さ的に、デスクをつくるのにちょうど良い場所。造作のテーブルなら、階段下の不規則な形に合わせて、ぴったりのサイズでつくることができます。
ただカウンターデスクをつくるだけでも良いですが、ちょっとした書斎のような部屋をつくる方法も。おこもり感のある空間で作業に集中することができます。書斎として部屋を一つつくるのが難しくても、階段下の小さなスペースならとれるご家庭も多いのではないでしょうか。
まとめ
階段下は天井が低くなってしまうので、デスクやトイレといった座って使う場所や、高さの要らない収納場所などにぴったり。またデッドスペースを隅々まで使い切るのではなく、あえて階段下をオープンにしておくのもおしゃれです。階段をどこに設置したいか等によっても活用方法は変わってきます。生活にあわせてうまく使えるよう、トータルで間取りを考えていきましょう。
今回ご紹介した写真はすべて、ジェイホームで設計した住宅です。他にもおしゃれなお家の写真をたくさんご用意しておりますので、施工事例のページもぜひご覧になってください。