ぐっすり眠れる環境を。落ち着ける寝室のつくりかた
毎⽇の睡眠の質を上げるためには、落ち着いて過ごせる寝室の環境づくりが⽋かせません。寝つきが悪いという⽅は、ぜひ寝室の⾊やレイアウト、照明などを⾒直してみませんか︖
今回は、ぐっすり眠れる寝室をつくるための3つのポイントをご紹介します。
ポイント1. 眠りにつきやすいカラーリング
ぐっすりと眠るためには、副交感神経を⾼めることが重要だといわれています。そのために大切にしたいのが、寝具やベッドシーツの⾊選びです。
寒色系は心を落ち着ける
青などの寒色は、副交感神経に作用し、体温や脈拍を下げる色。心を落ち着けて、眠りの質を高めてくれます。ベッドシーツや枕カラー、アクセントウォールなどに取り⼊れてみてはいかがでしょうか。
暖色系を選びたいなら
赤やオレンジなどの暖色は、交感神経を高める作用があるといわれています。見ると体温や血圧などを上げて、活動的にさせてくれるカラーです。眠る前に目にすると睡眠をさまたげることがあるので、鮮やかさを抑えたものを選ぶと良いでしょう。
アースカラーもおすすめ
グリーンや茶色など、自然界に存在するアースカラーもリラックス効果があると言われています。茶系の家具やグリーンやベージュなどのリネンでまとめると、落ち着いた寝室になるでしょう。観葉植物などで緑を取り入れるのも良いですね。
ポイント2. 心がやすらぐ間接照明を
良質な睡眠をとるためには、寝る前の時間に明るすぎる光を浴びるのはNG!
眠りを妨げない照明の光で、心地よい寝室の空間を演出しましょう。
暖色系の明かりをチョイス
一般的に使われる照明の色には、「電球色」「昼白色」「昼光色」と大きく3種類あります。電球色はオレンジっぽい色、昼白色は太陽の明るさに近い白っぽい色、昼光色は青白い色です。細かい作業や勉強などをするときには、昼白色や昼光色が向いていますが、寝室にはリラックス効果のある電球色がおすすめです。
間接照明を組み合わせる
間接照明とは、光を天井や壁などに当てて、その反射の光で照らす方法。光源が直接見えず目に負担がかからないため、リラックスタイムを過ごす寝室にぴったりです。1灯だけで部屋全体を照らすのではなく、ベッドサイドのスタンドライト+壁面や天井を照らすライトなど、暗めの照明をいくつか組み合わせるのもおすすめ。お部屋が立体的でおしゃれな雰囲気になります。
調光機能付きの照明もおすすめ
ベッドで本を読むことが多い方は、調光機能付きの照明を。手元でオンオフの調整ができるリモコンなどがあると、寝る前にスイッチを切るのにも便利です。
ポイント3. 左右対称なレイアウト
ホテルのベッドレイアウトでよく見られるのが、シンメトリー=左右対称な配置。「安心感・安定」などの心理的効果があると言われています。寝室を左右対称にレイアウトすると、きちんと整った印象になり、落ち着いて眠れるかもしれません。
シンメトリーなレイアウト例
ベッドを1つだけ置くなら、ベッドの両側にサイドテーブルを置くなど、ベッドを中心とした左右対称の配置に。ベッドを2つ置くなら、真ん中にテーブルや照明を置くと整った印象になるでしょう。窓の配置や、壁に飾るアートまで気を配ると、さらに落ち着いたレイアウトになります。
あえて左右対称を崩すのもあり
完全に左右対称にせず、照明のデザインや小物の置き方など、少し左右対称を崩してあげるのもおすすめです。雰囲気はまとめながら、少し非対称にしてリズムをつけることで、おしゃれな雰囲気になりますよ。
まとめ
睡眠は、1日の約3分の1を占める行為。ぐっすりと眠れる環境をつくって、しっかりと体や脳の疲れをとりたいですね。寝室のカラーや照明、レイアウトを整えることで、リラックスできる環境がつくれるはず。1日の終わりにしっかりと疲れをとり、次の日も元気に活動しましょう。